地震・耐震住宅の基礎知識
地震大国日本!あなたは『地震』・『耐震住宅』についてどれだけ知っていますか?
地震への関心が、高まりつつある今―。今後発生することが予想される太平洋沿岸各地域での大地震に備え、住宅の耐震性能がますます注目されています。 そこで、地震に強い家づくりを目指すセキスイハイムが『地震』・『耐震住宅』の基礎知識をご紹介します。
地震についての基礎知識
自然災害の中でもっとも恐ろしいとされている地震。あなたは地震についてどれだけ知っていますか?
住宅と地震対策は切っても切れません。失敗できない家づくりだからこそ、地震について知り、最高の家づくりに活かしてください。
耐震住宅についての基礎知識
地震に対する我が家の安全のためには、高い耐震性能が必要不可欠です。
しかし、耐震性能は目には見えにくい性能です。だからこそ、家づくりを始める前に知っておきたい耐震住宅に関する基礎知識をご紹介します。
中部地方で地震対策が必要な理由とは…
地震には、東海地震・東南海地震などの「海溝型地震」と、阪神淡路大震災など内陸部の活断層を原因とする「内陸型地震」があります。我が国の周辺で1900~2007年の108年間に発生したマグニチュード7.0以上の地震(深さ100km以浅)で、1,000人を超える死者・行方不明者を伴った地震は、9例(右表参照)があります。
平均するとおよそ10年に1度、1,000人を超える犠牲者を伴う被害地震が発生していることになります。この9例のうち、「海溝型地震」は4つで、残る5つは「内陸型地震」でした。
また、この9例を地域的に見ると、4例は中部地方に集中しています。中部地方は上記のような特質をもっていることに十分注意しなければなりません。
約百数十年周期で発生する3大海溝海洋型地震源に面する中部地方
また、地質調査や文献資料から、「東海地震」「東南海地震「南海地震」はそれぞれ百数十年の間隔で発生しており、今後も同じような発生周期をとると推測されています。いずれもマグニチュードが7.0を超え8.0に達することもあるような巨大地震で、揺れや津波により甚大な被害を出してきた地震です。次の東南海・南海地震は百数十年間隔で逆算すると21 世紀後半といわれていますが、昭和の東南海・南海地震が小さかったので、次は早いという考え方もあります。いずれ21 世紀中には起こるといわれています。
活断層が多く、巨大内陸直下型の地震に襲われやすい地方
中部地方は国内でも特に活断層の多い地域です。そのため巨大な内陸直下型の地震に襲われる危険性も他の地域よりも高いといわれ、歴史的に見ても多くの地震発生の記録があります。近代に起きた代表的な大地震である1891年濃尾地震、1945年三河地震、1948年福井地震、近年では2007年の石川県能登半島地震等、みな中部地方で発生したものです。
また、内陸型地震は最大クラスのものでもマグニチュード7.5と、海溝型地震の平均マグニチュード7.0~8.0超と比較すると、一見、地震被害が小さくなるように見えますが、震源が陸の真下なのでかえって被害が甚大になる場合があります。
名古屋市、四日市は人口の多い市街地近くに「猿投・高浜断層帯」「養老-桑名-四日市断層帯」が近接しており、大災害となる可能性を含んでいます。
いざ地震が起きたときに慌てないためには地震の危険性について理解し、普段から地震に対する備えを怠らないことが大切です。
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地震に強い家の作り方
「地震っていつくるの?」「本当に地震に強い家ってなに?」家づくりを考え始めると、悩みや疑問がたくさんでてきます。まずは本当にいい家づくりのために知っておきたい情報をご紹介します。